動物病院で「ALPだけが高い」と言われたらエコー検査が良い

犬の胆泥エコー画像

ご愛犬の血液検査で「ALPだけが高い」と言われたとき、どんなことをチェックしたら良いでしょう。

ALPが高くなる理由は1つではありませんが、胆泥があるかどうかは動物病院で調べてもらうと良いでしょう。

そのときはエコー検査が良いと思います。

上の写真は、佐々木動物病院で撮影されたエコー画像です。

胆のう内にたまっている胆泥が確認できます。(青い線で囲った部分)

 

まずはエコー検査(超音波検査)で胆泥のチェック

ALPが高いときには、胆道に炎症が起こっている可能性が疑われます。

犬の場合、胆道系のトラブルでありがちなのが胆泥症です。

 

胆泥(たんでい)とは、どろどろになった胆汁のことです。

それが胆のうから出てこれずに溜まってしまう状態を胆泥症といいます。

 

胆泥があるかどうかをチェックするのに適した検査が、エコー検査(超音波検査)です。

血液検査でALPが高いだけでは、原因を絞りきれませんが、エコー検査とあわせていくことで状況を把握しやすくなります。

 

獣医師の先生方からは、胆泥のある犬は珍しくなく、少しくらいの胆泥は健康上あまり問題がないことも多いとお聞きしています。

ですので胆泥があるとわかっても、すぐに心配というわけではありません。

 

ただ、胆泥はなかなか自然には減らず、薬の反応も良いとは言えません。

溜まりすぎてしまった場合は、手術で胆のうを取ることも検討するそうですので、今後の方針について動物病院とよく相談してください。

 

なぜ胆泥がたまってしまうのか

胆汁は、もともとサラサラした液体です。

肝臓で作られ、食事の油を吸収を助けるために胆のうに蓄えられています。

 

胆汁は、胆のうに蓄えられている間に水分が取られ濃縮されていきます。

しかし何らかの理由で胆のうに長くとどまっていた胆汁は濃縮が進み、粘り気が強くなりすぎて、胆のうから出てこれなくなってしまいます。

これが胆泥がたまる原因ではないかと考えられています。

 

エコー検査(超音波検査)が適している理由

エコー検査は、超音波が反射してくる強さの差から、体の内部を観察する検査です。

通常の胆汁と、胆泥の差を見分けることができるので、胆泥の検査に適していると言えます。

 

通常は麻酔の必要もありませんので、必ずしも健康を害するとはかぎらない胆泥の検査に向いています。

レントゲン検査とは違ってX線を使いませんので、放射線被曝の心配がなく、飼い主さんも一緒に検査に立ち会えるといったメリットがあります。

 

妊娠中の赤ちゃんの様子をみるのにも使われる安全性の高い検査です。

検査費用はもちろん動物病院によって異なりますが、比較的安い部類と言えます。

胆泥があるとわかっているときは、定期的なチェックを心がけると良いでしょう。

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