プライオは冬虫夏草(とうちゅうかそう)を利用したサプリメント製剤です。
冬虫夏草の持っている健康メリットを引き出すために、これを特殊な方法で培養しております。
冬虫夏草とは
冬虫夏草とは、大きなジャンルで言いますとキノコの仲間です。
通常のキノコは植物に寄生して養分を得ていますが、冬虫夏草は昆虫に寄生してその養分で成長するというかなり特殊なキノコです。
冬虫夏草の名前の由来は、「冬は虫の形をしていて、夏は草の形になる」という、その珍しい生態からつけられたと言われます。
ここでいう草は、キノコ(子実体)を意味しています。
寒い季節、冬虫夏草菌は昆虫に取り付いてもおとなしくしており、暖かくなってくると冬虫夏草菌が増殖しはじめ、やがて昆虫の外に姿を現します。
冬虫夏草の歴史は長く、古くから中国では医食同源、薬膳料理などの高級食材として用いられていました。
しかしとても貴重であるために一般の方々というよりも、高い地位にある限られた人々が健康のために重宝していたようです。
中国チベット産の冬虫夏草が古くから有名なのですが、近年は乱獲により天然物は価格が高騰し、同じ重さの金に匹敵するという話もあります。
冬虫夏草には100以上の種類がいると考えられており、日本の自然界にも自生しています。
とは言え、非常に小さく、慣れた者でも見つけることは容易ではありません。
注意深く落ち葉をめくった地面や、倒木などからほんの少しだけ、細く小さなキノコ部分が見つかり、その奥に寄生された宿主の昆虫が付属します。
季節、湿度、温度などによって育成状況が大きく変わるため、同じポイントでもまったく見つからないこともあります。
冬虫夏草が好むのは、ある程度日光が遮られ、適度に湿度が保たれているような、手つかずの自然が残された山間部地区です。
除草剤や殺虫剤に対して冬虫夏草は強くありません。
そのため近くに田畑があったり、間伐で日が差し込むような明るい林を嫌います。
日本は自然が多いと言われるものの、年々少しずつに採取しにくくなっていると感じています。
プライオに使用される冬虫夏草と、その培養物
プライオには日本の自然界から採取された冬虫夏草菌を使用しています。
冬虫夏草の採取ではその場所の生態系を崩さないようにわずかにな量にとどめますが、これを元にメディネクスの特殊な培養技術を用いることで天然物では考えられないほどの量に増加させることが可能です。
冬虫夏草を増やすためには本来は大量の昆虫が必要となりますが、メディネクスでは昆虫を使うことなく、玄米を利用した植物性培地で培養します。
昆虫を使わない培養方法には、昆虫由来のタンパク質や脂質成分の混入の心配がなく、衛生管理面や製品管理面に優れるというメリットがあります。
安全性は、動物の健康が目的であるとき最も重要なことです。
プライオには、冬虫夏草のみならず、「冬虫夏草菌の増殖過程で分泌される培養物」をあますところなく取り込んでいます。
菌そのものよりも、菌による代謝物・産生物質群にメリットが詰め込まれており、その物質群の相互作用こそが健康メリットの根本だと考えています。
健康メリットで注目されている多くのバイオ食品や発酵食品がそうであるように、冬虫夏草菌にも同じことが言えるわけです。
つまりメディネクスが研究している冬虫夏草の培養技術は、天然物よりもはるかに多く冬虫夏草菌を増やし、いかにして冬虫夏草培養物を多く作らせるかが大きなテーマとなっています。