私が信頼を寄せている動物病院のひとつ、埼玉県入間市のアリスどうぶつクリニックをご紹介いたします。
アリスどうぶつクリニックは、手術、内科治療に強いうえに、先進的な治療や自然療法といった代替療法にも通じる頼もしい動物病院です。
院長の廣田先生とは、よく情報交換する仲で、免疫学や栄養学、薬学的な見地から症例を検討しています。
代替療法
アリスどうぶつクリニックの特徴は、代替(だいたい)療法にあります。
一般的な治療に加えることで、より良い医療を提供するように努めていらっしゃいます。
代替療法は、基本的に動物への負担が少ないために、他の治療と組み合わせる場合にも安全性が高く、体調が悪くなってしまっているときでも実施しやすいと言えます。
もし他で「もう打つ手がない」と言われてしまっているようなケースでも前向きな治療提案ができる可能性が十分にありますし、実際に驚くような回復例をいくつも教えてもらっています。
特に、いまとても多くなっているがんの治療において廣田先生は「あきらめない、がん治療」を提唱し、飼い主様に寄り添った治療提案を心がけていらっしゃいます。
アリスどうぶつクリニックの主な代替療法
- 高濃度ビタミンC点滴療法
- オーソモレキュラー、分子整合栄養医学
- 各種サプリメント
- 各種漢方
- ホモトキシコロジー
- ICG-lipo(レーザー治療)
- 鍼治療
- 温熱療法
- アンサー20(丸山ワクチン療法)
- オゾン療法
- CBDオイル(カンナビノイド)
詳しくはアリスどうぶつクリニックのホームページもご参照ください。
他でさじを投げられた犬猫たちが、アリスどうぶつクリニックで快方に向かったいくつかの症例を教えてもらいました。
また実際に私のお客様のペットを助けてもらったことが何度かあり、本当に感謝しています。
院長の廣田順子先生は、私岡田と同じ東京薬科大学に在籍していたこともありますし、同じ埼玉県民ということもあり、何だかとても気が合います。
情報交換を始めるとついつい時間が経つのを忘れてしまい、日が暮れて夕食をとりながらの熱論となることもたびたびです。
動物たちの命に真剣に向き合い、彼らに負担をかけないたいめの「やさしい治療」の探求に熱心な廣田先生のお話を、多くの方々に聞いてほしいと思います。
もしお近くでしたらぜひ一度話を聞きに行ってみてください。
予防医療にも適している
体への負担の少ない代替療法は、予防医療にも適していると言えます。
逆に体に負担をかける治療は、健康時から実施するには適しません。
病気で悩む犬猫たちを少しでも減らしてあげるために、廣田先生は「未病」という考え方をよく理解していらっしゃいます。
未病とは、健康と病気の間にあるような状態のイメージです。
病気を防ぐという観点から、栄養管理はやはり重要です。
廣田先生は栄養学の発展型とも言える「分子整合栄養医学」を習得したり、講師として幅広い知識を他の先生方に伝えるような活動も続けています。
病気になってから対処する治療も重要。ですが健康時から予防を意識しておくことの重要性をもっと知ってほしいと願っています。
統合治療の先駆け的な存在
統合(とうごう)治療とはあまり耳慣れない言葉かと思いますが、簡単に言うとすればマニュアル重視の西洋医学的な治療に、東洋医学的な臨機応変な治療をプラスしたものが統合治療です。
アリスどうぶつクリニックの強みは、ひとことで言えばこの統合治療の強さです。
手術やリハビリ、内科的治療といった西洋医学的な治療に、必要に応じて代替療法を柔軟に組み合わせ、治療効果を高めようと試みます。
他にもレーザーやオゾンを駆使しますので、相当に勉強していらっしゃいますし、人に教えるほどのレベルです。
もちろんすべての犬猫たちに統合治療が必要なわけではなく、西洋医学的な標準治療だけで対応できるケースは多々あります。
逆に飼い主様が希望するとき、代替療法だけで対応することもあるそうです。
統合治療では、ひとりひとりに適したオーダーメード治療が基本となるため、それぞれ異なる病態をしっかりと見極める高い診断技術も必要です。
そのために廣田先生は、同じ一枚の血液検査データであっても、さまざまな視点から深読みすることを得意としていらっしゃいます。
こちらの写真はアリスどうぶつクリニック内のカウンセリングルームです。
このリラックス空間で、時間をかけ丁寧に病気の根本原因を探り、そして犬猫ひとりひとりに適した治療を組み立てていきます。
アリスどうぶつクリニックは、このような統合医療というスタイルを早くから実践している、先駆け的な動物病院と言えます。
実績も豊富ですから、廣田先生の治療を受けるためにわざわざ1時間も2時間もかけて通院する飼い主様が何人もいらっしゃいます。
いまでこそ多くの飼い主様から支持を受けていらっしゃいますが、開院当初はいろいろな苦労もあったとのこと。
院長の廣田先生はよく「趣味でやってる」と冗談交じりに言いますが、本当に好きでなくては続けられなかったかもしれません。
動物を救うことが趣味と言う廣田先生に、私も似たところがあるかもしれません。とても共感します。
アリスどうぶつクリニックへの病院訪問は毎回とても楽しみです。
栄養療法とサプリメント
廣田先生の栄養学は、分子栄養学と呼ばれ、その考えに基づいて薬を使わずに体を正常化させる治療法はオーソモレキュラーと呼ばれます。
この考えを動物医療に持ち込んだ獣医師が廣田先生で、講演などを通じて他の先生方にも広めていらっしゃいます。
病気治療となると、どうしても対症療法(手術、薬など)に気を取られがちですが、毎日の食事は治療のベースとなって治療効果を押し上げてくれます。
栄養状況が悪いままでは回復が悪くなったり、薬の作用が減弱したり、副作用が出やすくなるなどして、多くの場合で治療効果の減弱傾向が見られます。
みなさまご存知の通り、犬も猫も私たち人間も、基本的には食べ物によって形作られ、皮膚も内蔵もタンパク質が主原料です。
腫瘍もタンパク質の塊と言えますし、生活習慣病と呼ばれる病気にはタンパク質を中心とする、体内の代謝異常が関わっていることは明らかだと言えるでしょう。
(もちろん脂質も絡めて考えていきます)
食事の相談も、アリスどうぶつクリニックからでしたら一味も二味も違ったアドバイスをもらえと思います。
オーソモレキュラーのために多種多様のサプリメントを扱っていますから、栄養失調時のサプリメント使用についても相談に乗ってくれると思います。
セカンド・オピニオンにおすすめ
アリスどうぶつクリニックは、セカンド・オピニオンとしてもお奨めできる動物病院です。
それは一般的な治療以外の「治療の引き出し」をいくつも持っているためです。
実際に代替療法を希望して、難病の犬猫たちがたくさん訪れます。
セカンド・オピニオンとは、別の獣医師に意見を聞くことを言います。
今の治療や診断、先生からの説明に対して疑問があるときなど、他の動物病院で話を聞くことのできるセカンド・オピニオンを利用してみる価値があります。
しかしながら、同じような治療方針の動物病院に話を聞いたとして、おそらく新たな情報を得ることは難しいでしょう。
もし話を聞くのであれば、別の視点を持った動物病院がおすすめです。
もちろん今の病院で納得しているときは問題ありませんが、「今の治療が妥当である」ことを確認するといった意味からセカンド・オピニオンを利用することもできます。
ご愛犬ご愛猫の体にあっていて、かつ飼い主様が納得できる治療であること、それが一番良い治療だと言えます。
代替療法を受けるとなっても、まずはしっかりカウンセリングすることを心がけています。
飼い主としての希望や疑問点がありましたら、しっかりとお伝え下さい。
もちろん外科手術にも対応
アリスどうぶつクリニックは、西洋的な治療においても安定した技術とサポートで定評があります。
外科手術のレベルは相当なもので、腫瘍の摘出、椎間板ヘルニア、整形外科、心臓疾患など、ほぼすべての手術に対応します。
内科領域では、治療の難しい皮膚疾患、糖尿病、免疫性疾患など、さまざまな病気に薬を中心とした治療法で上手に治していきます。
ただマニュアル通りと言うよりも、治療効果を高めるために随所に工夫を取り入れる、その柔軟な発想力が特徴であり強みです。
アリスどうぶつクリニックで治療を受けるメリットのひとつとして、治療後のリハビリが挙げられます。
リハビリをやるかやらないかで治療後の経過がまったく異なることがあるのは、人も犬猫たちも同じです。
上記写真のリハビリ装置は水を張ることも可能とのこと。
個別の状況に応じて、リハビリメニューも変わってきます。
地図・アクセス
アリスどうぶつクリニック
住所:埼玉県入間市下藤沢442-10
予約の電話:04-2963-7457
最寄り駅は、西武池袋線の武蔵藤沢駅で、歩くとだいたい5分くらいの距離です。
駐車場は病院前と、すこし離れたところにも複数台分あります。